労働組合との交渉のポイントは、次のとおりです。
①労働組合の過大な要求には応じない。
労働組合は、法律上正当な要求をしてくる場合もあれば、過大な要求をしてくる場合があります。会社(法人)が法的義務を負っていないにもかかわらず、あたかも義務があるかのような主張をしてくる場合もあります。
労働組合の要求を法的観点及び実務的観点から分析した上で、どこまで応じるかを判断し、交渉していくことが必要です。
②労働組合と闘うと同時に、組合の信頼を得る
「闘う。」という視点と、「信頼を得る。」という視点は、一見すると矛盾するようですが、いずれも、重要な視点です。
③終着駅を探る
労働組合と徹底的に闘うというのも、1つの方法です。ただ、紛争を長期化させるよりも、どこかで妥協点を見出し、解決した方が、会社(法人)と労働組合(組合員を含む)にとって、プラスになると思います。